ドイツベスト4進出！

サッカーワールドカップ2006決勝トーナメントにおいて、おそらく最高のカードと言えるドイツvsアルゼンチン。前半は、アルゼンチンが試合を有利に進めるも決定打には至らず。ボールキープ率65％という高い数字は、中盤でボールを回す時間が多かった為だろう。後半に入ると、ワンチャンスからアルゼンチンのDFアジャラが先制ゴール！これで完全に流れがアルゼンチンへ傾いたと思いきや、ドイツが攻勢に転じ、気づくとドイツ優勢な展開となっていた。終盤に差し掛かるとアルゼンチンは主力であるMFリケルメ、FWクレスポを交代させ完全に守りの姿勢へ。しかし、これが仇となり完全にドイツペースとなってしまう。そして、クローゼの絶妙なヘディングにより同点ゴール！攻めの形が作れないアルゼンチンに、バラック負傷により中盤が機能しないドイツは、共に決定的な場面を作る事が出来ない。結局、延長戦でも勝負がつかずPK戦へ。GKレーマンが2度防ぎ、壮絶な試合に終止符を打った。前評判の低かった開催国ドイツだが、ここにきてかなり完成度の高いチームへと変貌している。バラックの存在が大きいだけに、脚の負傷具合が気になる所だが、優勝出来る実力は十分兼ね備えていると言えるだろう。